2012年5月11日金曜日

★カメの気持ちにマリモの心★いっしょに暮らしてみよう!-FAQ:其の壱カメ全体に対する質問也!


01.カメってたくさんの種類がいるの?

カメは爬虫類のカメ目に分類され、世界に約240種類います。生活する場所によって大きく3種類に分類できます。陸に殆ど上がらず海の中で生活する「ウミガメ」、池や川などの水の中でも生活し、陸にも上がる「ヌマガメ」、陸で生活する「リクガメ」です。カメの仲間は全て甲羅を持っていますが、その甲羅が種類によって形や模様が異なります。

02.どんな場所に住んでいるの?

カメの仲間はアメリカやアフリカ、アジア、オーストラリアなど、南極と北極以外は、世界中のいろいろな場所に住んでいます。一番多いのは池や川や沼などの水辺にすんでいるヌマガメ(沼亀)で、水の中を泳いだり、陸に上がったりして生活をしています。ウミガメ(海亀)のように海に住んでいるカメは、卵を産む時以外は殆ど陸に上がりません。また、陸で生活するカメも居ます。リクガメ(陸亀)です。リクガメの中には森林や草原、暑い砂漠などにも住んでいるカメもいます。

03.日本にはどんなカメがいるの?

日本にはニホンイシガメ(日本石亀)、ミナミイシガメ、クサガメ(臭亀)、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)、リュウキュウヤマガメ、ヤエヤマセマルハコガメ、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、オサガメ、スッポンの12種類が住んでいるようです。中でもニホンイシガメとリュウキュウヤマガメ、ヤエセマルハコガメは世界でも日本にしか住んでいないカメで、リュウキュウヤマガメとヤエセマルハコガメは日本の天然記念物になっています。

04.リクガメとヌマガメ(ウミガメ等の水棲種)はどこが違うの?

カメは住む場所によって、脚の形や甲羅の形が違います。海に住むカメの脚は、ヒレのようになっています。ボートのオールのような脚は水の中を泳ぐのにとても適しています。川や沼に住むカメの脚も、指の間に水かきがついていて、泳ぐのに便利です。陸に住むカメの脚は、重い体をしっかりと支えるために、がっちりと太くなっています。甲羅の形は、水に住むカメは滑らかな形に、陸に住むカメはおわんの様に盛り上がっています。

05.自然のカメは何を食べているの?

カメは住んでいる場所によって食べる物も違います。沼や川、池に住んでいるカメの仲間は雑食性と言って、どじょうやメダカ等の小魚、ミミズ、昆虫、小型の貝類、植物、果物など、いろいろな物を食べます。海に住むカメは、カニ等の甲殻類やくらげ、海底に住んでいる貝類、海草などを食べています。陸に住むカメは、体の大きな者が多いのですが、主に植物を食べています。砂漠にすんでいるカメは、サボテンなどの植物を食べています。

06.寝るの?

カメの殆どの種類が、昼間に活動して夜に眠る「昼行性」です。夜になるとカメが動かなくなるのは、眠っているからです。ただし卵を産む時は、違います。敵に見つかりにくい夜に産卵場所を探し、卵を産みます。
カメが眠る時は、首や脚を甲羅の中に引っ込め、じっと目をつぶります。人間は上のまぶたを動かして目をつぶりますが、カメは反対で、下のまぶたを動かして目をつぶります。なんで頭や手足を引っ込めるの?

07.なんで頭や手足を引っ込めるの?

甲羅に頭や脚を引っ込めるのは、ズバリ!敵から身を守るためです。カメは自分から攻撃するための鋭い歯や爪を持っていません。(しかし、カメに噛まれたり、ひっかかれると非常に痛いです・・・)その為、危険が迫ると頭や脚などの柔らかい部分を固い甲羅の中にしまって身を守っているのです。

08.どうやって首を引っ込めるの?

首の引っ込め方はカメの種類によって違います。皆さんの良く知っている、ミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)、イシガメ、クサガメ等は首をまっすぐに甲羅の中にしまいます。引っ込めた首の骨は甲羅の中で「S」の字形に曲がっています。このような首の引っ込め方をするカメを「潜系類」と言います。
首を曲げて甲羅の中に(甲羅の陰?)引っ込めるカメも居ます。このようなカメを「曲系類」と言います。曲系類には一度まっすぐに引っ込めてから横に曲げる「ヨコクビガメ科」と、首をそのまま横に曲げて引っ込める「ヘビクビガメ科」の2種類がいます。

09.冬眠するの?


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ハッキリ言うと冬眠するカメもいますし、冬眠しないカメもいます。住んで居る場所の気候によって違います。日本のように温帯に住んで居るカメは、気温が下がる冬の期間は冬眠して過ごします。気温が20度以下になると餌をあまり食べなくなります。10度以下になると水の底にもぐって冬眠します。
熱帯に住んで居るカメは冬眠しません。ウミガメの仲間も冬眠しません。もし冬眠しない種類のカメを飼育するならば、冬の間温度を暖かく保ち、餌を与えながら冬を過ごさなくてはなりません。

注)上に「冬眠するカメは冬眠させましょう」と書きましたが、無理に冬眠をさせる必要はありません。カメは変温動物で人間などの哺乳類のように自分の体温を持ちません。ですから気温・水温が下がると体温も下がります。そうすると、餌を食べても消化できなくなったり、動きが鈍くなってしまうので、仕方なく冬眠して居ると思ってください。ですから、飼育下ではヒータなどを使用して暖かい季節のように冬を過ごすことも可能です。必ず水中にはヒーター、陸にはホットスポットを用意してあげて下さい。

10.いつごろ冬眠から覚めるの?

イシガメやクサガメ、ミドリガメなどは3月ごろになって気温が15度以上になると、長い冬眠から目を覚まします。水面に上がってきて呼吸をするようになります。暖かさが水底の土の中にまで伝わって、眠っているカメを起こしてくれます。
ですから、冬眠しているカメを無理に起こしたり、土の中をつついたりするのはいけません。自然に起きてくるのを待ちましょう!それから、冬眠から覚めたカメは、気温が20度を超える頃から活発に動くようになります。

11.カメはみんな甲羅に頭を引っ込めることが出来るの?

カメの最大の特徴と言えば甲羅の中に頭や脚を引っ込めることですが、全てのカメがそうとは言うわけでは有りません。
東南アジアや中国の渓流に棲んでいるオオアタマガメは、その名の通り、頭がとても大きなカメです。その為頭を甲羅の中に引っ込める事が出来ません。このオオアタマガメは岩や流木によじ登って落ちそうになると尾を枝等に巻きつけて、ぶら下がる事が出来ます。他に、ワニガメなども甲羅に頭を引っ込めません。

オオアタマガメは私のお気に入りのカメです。良かったら当HPの「オオアタマガメ倶楽部」の方も参考にして下さい!

12.甲羅が硬いから落としても平気でしょ?

皆さんはカメの甲羅が硬いので、ちょっとくらい落としても大丈夫だと思っていませんか? 答えは「駄目だじょ!」です。
落とすと骨折をしたり、甲羅が割れてしまう事があります。カメは硬い甲羅に守られていますが、内臓はとても柔らかく、傷つきやすいやすいのです。落とした時に甲羅などが何とも無くても、内臓が傷ついてしまっている事があります。落ちる危険の有る場所にカメを置いたり、乱暴に扱うのはやめましょう!

13.カメは泳ぐのがみんな上手?

カメはどんな種類でも泳ぐのが得意と言うわけでは有りません。ウミガメ等の水の中で暮らしているカメは、もちろん泳ぎが得意です。森林や砂漠に棲んでいるリクガメの仲間は殆ど泳ぐ事が出来ません。
川や沼に棲んでいるカメでも、種類によっては泳ぎが苦手なカメもいます。例えば、ミシシッピーアカミミガメや日本イシガメは泳ぎが得意ですが、クサガメはあまり得意ではないようです。特に子ガメは水深の深い場所では溺れてしまう事があります。
皆さんも気を付けてあげて下さい!

14.水の中でも呼吸してるの?

カメは水中でも呼吸していると思っていませんか? 水の中にもぐっているのが上手なカメですが、カメは肺呼吸なので水中で呼吸する事は出来ません・・・。良く観察していると、カメは時々水面に上がってきて、鼻を水面から出して呼吸しています。その為にカメの鼻は先端にあるのですねー!ウミガメなどは海の深いところまでもぐって泳いでいますが、これも長い時間呼吸をしなくても平気なだけで、水の中で呼吸しているわけではないのです。

15.カメには巣はあるの?

カメには人間の家のような役割をする巣は作らずに暮らしています。カメには甲羅があり、この中に身体をすっぽりと隠す事が出来、危険から身を守ります。この甲羅がカメには家のようなものです。
カメは卵を産む時に土に穴を掘ってその中に卵を産みます。穴は上から土でふさがれ、親ガメは卵を温めることはしません。この卵を産みつけられた穴の事を巣と呼ぶ事があるようです。
しかし、飼育していると自分のお気に入りの場所があるように思います。そこがカメにとっては巣のようなものかもしれませんね。

16.どうやって卵を産むの?


なぜ危険性の動物である

カメはメスの甲羅の上にオスが乗って交尾をします。ウミガメ等の体重の重いカメは、体重が軽く感じる水中で交尾をします。交尾をしたメスは土に穴を掘って、その中に卵を産みます。
 クサガメやイシガメは6月〜7月に、長さ4cmくらいのだ円形をした卵を4個〜15個産みます。一度に産む卵の数はカメの種類によって違います。また孵化するまでの期間も違います。

17.どこに卵を産むの?

カメの仲間は砂や土に穴を掘って卵を産みます。海で暮らすウミガメも卵を産むときには陸に上がります。
 ウミガメのメスは5月から8月ごろ、暗くて人気(ひとけ)のない静かな夜の砂浜に、産卵の為に深さ約50cm程の深い穴を掘ります。そして、掘った穴の中に平均120個程の卵を産みます。卵を産み終わったカメは、穴を元通りに埋めて、砂の中に卵があることを他の動物に知られないようにします。
 他のカメも穴を埋めるのにはこのような理由があります。

18.ウミガメは卵を産む時なんで涙を流すの?

ウミガメが産卵する時には、目から涙を流している様子がよく知られています。卵を産むのが苦しくて、泣いているように思われていますが、実は苦しいわけでも、泣いているわけでもありません。
 ウミガメは食べ物と一緒に飲み込んだ海水の不要な塩分を、目の上にある塩線(えんせん)というところから体外に出します。これが涙の正体です。また、この涙は、卵を産む時に目が乾いてしまうのを防ぐ働きもあります。

19.ウミガメは生まれた砂浜に帰ってくるの?

ウミガメは成長すると、自分が生まれた砂浜に帰ってくると言われます。しかし、これは確かな事はわかっていません・・・。
 ただし、一度卵を産んだメスガメは多くの場合、次の産卵の時も、前に産んだ時と同じ砂浜に卵を産むようです。普段は砂浜から遠く離れた海の中で暮らしていても、卵を産む時期になると数千kmも泳いで、前に卵を産んだ場所に戻ってくるそうです。

20.子ガメはどうやって卵から出てくるの?

カメの子供の口先には、小さなとげのような物がついています。これを「卵歯(らんし)」と言います。孵化する時はこの卵歯で卵に穴をあけ、前足で殻を破って卵の外に出てきます。無事に誕生して要らなくなった卵歯は、孵化して数日で自然にとれます。
 このような卵歯はカメだけでなく、ワニやヘビ、トカゲ等の爬虫類の子供と、鳥類のひなのくちばしの上にもついています。

21.子ガメはどうやって砂の中から出てくるの?

ウミガメの場合、卵が孵化して、誕生した子ガメが動き始めると、周りの砂が少しずつ穴の下の方に落ちて行きます。100匹以上の子ガメはひとかたまりになって地上へ向かいます。もがくように登って、砂の中から出てきます。集団に取り残されると、砂の中に生き埋めになってしまいます・・・。
 また、クサガメの子供は、夏の終わりに孵化した後、秋、冬と地中で過ごし、次の春に、雨などで地面が柔らかくなった時に、土の中から出てきます。

22.水棲ガメは水が無くても平気?

水に棲むカメは、体が乾いてしまうので、水が無いと生きる事が出来ません。ですから、ウミガメの子供は、砂浜で孵化した後、直ぐに海へ向かって一斉に進み始めます。これはまた、陸に居て敵に襲われないように、早く水に入って身を守るためでもあります。
 クサガメやイシガメは、孵化した後直ぐには泳ぐ事が出来ないので、直ぐには水が無くても大丈夫です。でも、池や沼に向かう間に、敵に襲われる事が多いようです。

23.種類の違うカメに子供は生まれるの?

普通は違う種類のカメの間には子供は生まれません。しかし、例外的に生まれて来る事はあるようです。ウミガメやリクガメの仲間どうしでも雑種が生まれた例が残っているようです。
 また、クサガメとイシガメの間に子供が生まれた事もあります。このカメは「イシクサガメ」と呼ばれるようです。しかし、「ウンキュウ」の方が、有名かな? このカメはクサガメとイシガメの特徴をあわせもっています。でも、これも非常に珍しいことです。

24.ゼニガメってどんなカメ?


サンゴの種類は何がありますか?

イシガメの子供の事を「ゼニガメ(銭亀)」と呼びます。子ガメの甲長は3cm〜4cm程で、甲羅の形が銭(昔のお金ね!)に似ていることから、ゼニガメと呼ばれるようになりました。
 しかし最近では、クサガメの子供をゼニガメといって売っていますね。しかし本来は、イシガメの子供の事です。
 イシガメとクサガメの見分け方は、甲羅で見るとわかりやすいです。クサガメの甲羅には「キール」と呼ばれる盛り上がった線が3本あります。あとイシガメは甲羅の後ろのふちがギザギザとしています。
 今ショップで売っているゼニガメは殆どがクサガメの幼体です。イシガメの幼体は「ニホンイシガメ」と、売っている方が多いようです。そして、イシガメの方が値段も高いです。

25.ミドリガメって大きくなるの?

ミドリガメとは「ミシシッピーアカミミガメ」の愛称です。もともとはアメリカのカメです。幼体の時は、甲長も3cmくらいですが、成長すると20cm〜30cmくらいになります。固体によっては40cm程度になるものもいます。
 日本にはペットとして輸入されています。今は日本で繁殖している方が多いでしょうが・・・。でも、飼われていたカメが大きくなって捨てられたり、逃げたりして帰化してしまいました・・・。それらが繁殖して今では日本のあちこちに住み着いています。これは非常に問題で、もともと居たイシガメやクサガメの棲みかを脅かしています。
 大きくなって飼いきれなくなり、「自然に帰してあげよう」などと言って、捨てるのはいけません!!! 

26.スッポンはカメ?

スッポンもカメの仲間です! カメと比べると甲羅が平たく、柔らかい皮膚で覆われています。嘴にもきちんと唇があります。首が長いのも特徴です。クサガメやイシガメと違い、水底の泥や土の中に潜って殆どの時間を水の中で過ごします。鼻の先が細い管のように突き出ていて、水面に出して呼吸しています。
 スッポンは川や沼、湖などにすんでいますが、食用にしたり、薬にしたりするので、沢山養殖されています。元気がでるらしいねー!

27.スッポンは飼育できるの?

他のカメ同様にスッポンも水槽で飼育可能です。スッポンはクサガメやイシガメと違い、とても多くの時間を水の中で過ごすので、水槽の水は深くなるように多めに入れましょう。陸も他のカメのように広く作る必要はなく、レンが等を積んで、小さめの陸場を作っておけば良いようです。
 私はスッポンの飼育経験が有りませんが、水が汚れやすいので、水をこまめに換えてあげましょう。これは他の水棲ガメにも言える事です。

28.スッポンは噛みつくの?

カメは噛みつく事があります。気性のあらいスッポンは、直ぐに噛みついてくるようです。注意しましょう! 大きくなったスッポンは指を噛み千切る事も有るそうです。
 よく、「スッポンに噛み付かれると、雷が鳴るまで離さない」なんて言いますが、確かに一度噛みつくとなかなか離そうとしません・・・。
 スッポンを持つ時は、後ろ脚と尾の付け根の間の甲羅を両手で上下からつかみましょう! 噛まれない様にしっかりと気を付けて持ちましょう!
 ワニガメやカミツキガメなどのカメもこの様に後ろから持ちましょう! 普通に持とうとすると、噛まれる心配があります。ワニガメやカミツキガメは大きくなると非常に危険ですので、細心の注意が必要です。

29.カメはケンカをするの?

カメは何だかのんびり屋さんのイメージがありますが、自分の縄張りを守るためや、メスの奪い合いなどで、オスのカメはケンカをする事があります。体が小さいほうのカメが甲羅の中に頭を引っ込めてしまってケンカにならないことも多いのですが、大きな口をあけて相手を威嚇したり、体当たりしてひっくり返しあったりして激しく戦う事も有るようですね! リクガメにはオス同士が出会っただけで体をぶつけ合う習性を持ったカメもいるようです。

30.ひっくり返ったらやっぱり起きれない?

皆さんはカメがひっくり返ると元に戻れないと思ってませんか? 実はそんな事はないのです! カメはひっくり返ってしまっても、頭や脚を使って自分で起きあがる事が出来ます。でもこれはヌマガメなどの甲羅が比較的平たいカメの場合・・・。甲羅が丸く盛り上がっているリクガメの仲間などは起きあがる事が出来ない種類もいます。
 砂漠などの環境に棲んでいる大きなカメは、ひっくり返ってしまうと命にかかわる事になってしまいます。

31.カメはどれくらい前から地球にいるの?


カメは今から2億数千年前から地球にいたらしい・・・。これは恐竜が地球にいた頃です。カメは恐竜と同じ爬虫類で、恐竜はその後滅びてしまいましたが、カメは現在でも生き残っています。また、カメの姿はその頃と今とで、あまり変っていません。
 カメが氷河期などの、地球の厳しい気候の変化にも滅びずに今まで生き残る事ができたのは、固い甲羅で身を守る事ができたからだと考えられているようです。

32.カメの祖先は?

カメが分類される爬虫類は、今から約3億年前に地球上に現れたようです。この一番最初に現れた爬虫類は杯竜類(はいりゅうるい)と呼ばれているようです。
 現在確認されている最古のカメは三畳紀後期に生息していた「プロガノケリス」です。この名前を聞いた事のある人も少なくないでしょう。

33.カメの仲間は?

カメは爬虫類です。爬虫類と言うとワニ・トカゲ・ヘビなどが居ます。カメは決して両生類では有りません・・・。幼体の時から肺呼吸です。爬虫類は水を通しにくい鱗(うろこ)や甲羅で体が覆われていて、水の中だけでなく、陸上の乾いたところで生活する事も出来ます。また、卵が固い殻に包まれているのも爬虫類の大きな特徴です。爬虫類はまわりの温度によって体温が変る変温動物で、肺で呼吸します。
 カメは他の爬虫類とちがって、固い甲羅を持ち、尾が短い独特の体をしていますね!カメはどんなカメでも誰が見ても「カメ」なのですねー!

34.カメはどのくらい大きくなるの?

カメの大きさは種類によってかなり違いが有ります。甲羅の長さは最大で、イシガメのオスは約14cm、メスで約21cm、クサガメはオスで約20cm、メスで約30cm、ミシシッピーアカミミガメのオスで約23cm、メスで28cm程度とオスとメスでもかなりの違いが有ります。これ以上になる固体ももちろんいます。40cm近いミシシッピーアカミミガメもいますから・・・。
 また、リクガメの仲間はこれよりもずっと大きくなるものが多いようです。ケズメリクガメというカメは、甲長が60cm〜70cmまでも成長します。
 最近話題のワニガメは最大甲長80cm以上にもなります。カメを飼育する時は、どのくらい大きくなるのかをよく調べてから飼育しましょう!!

35.世界で一番大きなカメは?

カメの中で一番大きくなる種類は、暖かい海に棲んでいる「オサガメ」です。甲長は190cmにもなり、とても大きく成長します。それ以上になる固体ももちろんいます。
 リクガメの仲間には、太平洋にあるガラパゴス諸島に棲んでいる「ガラパゴスゾウガメ」で、最大で甲長130cm、体重は180kgにもなるようです。また、インド洋のアルダブラ島に住んでいるアルダブラゾウガメも大きく、甲長100cm、体重は100kgを超えます。ヌマガメ科で一番大きくなるのは「ワニガメ」かな?多分そうだ! 甲長80cm以上です。

36.カメは食べられるの?

カメの仲間のスッポンは、力のつく食べ物として知られ、世界の多くで食べられています。
 日本でも江戸時代の終わりごろからスッポンが養殖されるようになりました。今でも食用に沢山のスッポンが養殖されています。また、輸入も盛んで、缶詰になったスープや、スッポンを粉にした物なども輸入され、売られています。日本ではスッポンが有名ですが、他の種類のカメも食べられています。
 私はスッポンも食べた事が無いのですが、どんな味なのでしょうか?おいしいのかな? 他のカメはなんでしょう? やっぱりおいしいのかな?(謎)

37.本当に万年生きるの?

「鶴は千年、亀は万年」と良く言いますよね!でも、世に残っているカメの長生き記録は、1776年に捕まえられたおとなのゾウガメが、その後152年も生きたという記録です。ゾウガメの仲間はおとなになるまでに20年くらいかかるので、そのカメは170年も生きた事になるんですね! 凄い!!
 クサガメやイシガメは、そんなに生きることは出来ません。それでも、15年〜35年くらいは生きるようです。万年までは行かないにしろ、カメは長生きですねー!

38.ルアーフィシングするカメがいるの?

甲長80cm以上、体重100kg以上になる大きな「ワニガメ」は、つりをするカメなんです。ワニガメの口の中にはミミズのような肉の出っ張りがあります。大きな口を開いてその出っ張りを「クネクネ、クリンクリン・・・」と動かします。それを餌に見せかけて、寄ってきた魚を捕まえるのです。

39.保温飼育していたカメを冬眠させたいのですが・・・?

年末まで保温飼育していて、来年から冬眠させるなんて言う事は出来ません。カメは徐々に冬眠するために体を慣らせて行きます。ですから突然の無加温飼育への変更は避けて下さい。死んじゃいますよ・・・カメさん・・・。



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