オージー、オウムに逆襲する | ゴールドコースト勝手に配信所
週末に一度ボツにした記事の再編集版です(^^;)
こちらの鳥さん、我が家にヒマワリのタネをねだりに来る、コカトゥー(Cockatoo)という、言わばオウムさん。
オーストラリアにはいっぱい居る鳥ですが、日本のペットショップではうん十万円の価格がつく、高価な鳥だとか・・・。さらにつがいだとお値段は跳ね上がるらしいです。
しかしこの子達、カワイイだけじゃないんです。ええ、カワイイ顔して何とやら〜・・・こんな自体を引き起こす問題児さん↓
オウム君、尖塔防衛隊の餌食になる
現在メルボルン・アートセンターの象徴である尖塔が、身体は小さいが執拗な、黄色トサカのオウムの群れに襲われている。しかしオージーも黙っては居ない。訓練を終えた猛禽類の小隊が編成された。これがメルボルンのランドマークの救世主になるかもしれない。
あなたは鳥が好きですか
オウム達は St Kilda Road を飾る尖塔から、イルミネーションを奪ってしまった。電球を突付いて割ったり、外して落としたり。ちなみにこの電球、一つ$1。しかし塵も積もれば山となる。被害総額は $70,000 (およそ660万円)に上った。
ここに来て、アートセンター側は尖塔とオウムの両方を救うための革新的な解決方法を打診した。
オウムの天敵である隼や鷹の小隊を編成し、この害鳥どもを追っ払おうというのだ。このプログラムは保護団体『Full Flight』の手で実行される予定だ。
ちなみに、同組織は以前にもメルボルンで害鳥追放に貢献した実績がいくつかある。
Full Flight のスポークスマン、グレイム・コールズ曰く、これこそが最もお互いにとって被害の少ない解決策だそうだ。
「本プログラム中に、害鳥達が傷ついたり狩られる事はありません。」彼は語る。
「天敵を同じ空間に置く事は、野性の害鳥達に多大なプレッシャーを与え、自主的に退去させる事が出来るのです。対象建造物への被害も最小に抑えられます。」
・・・(中略)・・・
ヘビはどのように臭いがしない
アートセンターの言い分としては、季節的に渡ってくるオウム(成人で50cmの大きさに成長し、煩くて目障りな鳥)はメルボルンのランドマークに脅威となっているとの事。
「尖塔がライトアップされるとそれはそれは綺麗で、メルボルンの人々の誇りなんです。」スポークスマン、キャンベル・フィファー(Campbell Pfeiffer)は語る。「それがオウムによって明らかな被害を蒙ってしまった。」
・・・(以下略)・・・
2008-Feb-14, The Age - "Cockies fall prey to spire squadron" より
日本ならつがいで何十万円もする贅沢な鳥も、所変われば近所迷惑な害鳥になってしまうんですね、これが(^^;)
まあ、確かにこのコッキー(Cookie)と呼び親しまれるオウム達は見た目の華麗さとは裏腹に、鳴き声は喧しいは物は壊すはで、確かに群れられると害鳥以外の何者でもないかも知れませんね(−−;) うちの実家も、両親が外出中で餌があげられなかった時、網戸をボロボロにされた経緯があります(^^;)
カラスは飛ぶことができますか?
↓鷹のゾロ(Zorro)先発隊員
2008-Feb-15, The Age - "Cockies not so rapt as Zorro flies in" より
しかし、オーストラリアが鳥や動物に優しくない国かというとそういうわけでもなく、逆にこういったケースは自然保護団体が過保護にしている事のしわ寄せとも言われています。
そして自然だらけのオーストラリアでは、人口建造物というのはやっぱり貴重なんでしょうね。とりあえずオウムさん達が怪我することはないという事なので、それを信じて様子を見てみましょう。
ちなみに、コッカトゥーとはこんなヤツです↓
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