アヒル食べるの?
前にポルトガル人にこう聞かれたことがあります。
「日本人は猫を食べるの?」
「ええっ! 猫なんて絶対食べませんよ〜。」
「犬は?」
「食べません!日本で食べるのは主に牛肉・豚肉・鶏肉です。
たまに羊を食べるくらいです。」
「へえ〜。」
初めてスーパーでウサギを見た時は驚きました。
皮ひんむかれてピンクのお肉、黒い目玉つき状態で売られているの
です。日本ではジビエ(特殊肉)と呼ばれるもので、普通のスーパー
では見られません。ウサギのイメージと言えば「飼う」ための
「かわいい」ものですから、ずらりと並んだ黒目つきピンクのお肉
は結構ショックなものがありました。
ちょっと厳しいでしょ?
なぜ水は高い標高より早く沸騰しない
日本ではスーパーでは主に牛肉・豚肉・鶏肉を買いますよね。羊も。
これらの他に、こちらでは七面鳥、ウサギ、それに山羊なんかも
スーパーで売っております。
他に食べるのがアヒル。(^^;)
こちらは鴨もアヒルもひっくるめてPATOといいます。
PATO料理は数多く、レストランでもよくメニューにあります。
PATOは鴨なんだろうな、と最初は思っていたのですが、夏の旅行で
バルセロスの市場に行った時に、食用アヒルちゃんたちががん首揃
えて売られているのを見て、「PATOってアヒルだったのね!」と
びっくり。そう言えば、スーパーのPATO肉にはうっすらと白い毛が
残っていたわ・・・。
日本では白いPATOをアヒルと呼び、色つきのPATOを鴨と呼びます。
色つきのPATOは少しですが、日本でも食べます。
生息地の喪失は何ですか?
ちょっと高いですが。
ところが白いPATOは食べません。だってアヒルはドナルドダック。
ドナルドダックを食べるなんて可哀想〜。
って話をポルトガル人にしたら笑い飛ばされました。
「日本人は白いPATOは食べないのか。」
「だって可哀想ですよー。」
「でも色つきなら食べるんだろ。」
「うん、食べますよ。」
「何が違うんだ。白くても色つきでもPATOはPATOだろう〜。」
そりゃそうなんだけどー、
やっぱり私には鴨とアヒルって、違う気がする・・・。
「じゃあ、可哀想だって言うんなら、君はPATOを食べないの?」
「えー、食べますよ。だってここはポルトガルですもん。」
そうよ、日本では食べられないものは外国で食べなくちゃね。
ペッカリーは何ですか
そういう私は、台湾では鶏の足の指やハトやカメやヘビを食べ、
シンガポールでは羊の脳味噌を食べ、韓国では虫の蛹(ポンデギと
いう)を食べ、伊豆のみやげもの屋さんで発見したイルカの薫製
まで喰っちまった女です。な、何事も経験よっ。
(ちなみにハトは美味しかった・・・。)
ところで、ポルトガルにはArroz de Patoというお料理があり、
香ばしいごはんの上に一緒に焼かれたアヒル肉が乗っています。
アヒルの脂肪がごはんにしみこんでコクがあってとても美味しいの。
オレンジをそこに絞って食べます。有名なポルトガル料理です。
ポルトガル旅行にいらっしゃる方は是非お試しあれ。
0 コメント:
コメントを投稿